25. 新卒採用も重要だが、“経験のある意欲ある中高年の雇用”にも目を向けるべき!~超売り手市場の新卒雇用に思うこと~ | 株式会社 鈴木商会

25. 新卒採用も重要だが、“経験のある意欲ある中高年の雇用”にも目を向けるべき!~超売り手市場の新卒雇用に思うこと~

なかなか実態経済が堅調であることの実感を受けることのない筆者だが、先日株価は日経平均が2万円台に突入したり、有効求人倍率の指数や、政府が発表する様々な統計数値を見ると、どうやら日本経済は堅調ということになる。

 その影響からか、大企業は新卒採用に積極的な姿勢を示し、今年度の新卒採用は、各社共に内定者を確保するのに懸命だ!ということを、付き合いのある人事関係に携わる人間から悲鳴にも似た声が聞こえてくる。

 しかし、これが果たして、企業にとって、雇用される側の学生にとってよい話であるかどうかは分からない…。

 コンスタントに新卒を採用し、企業の理念を若いころから徹底的に叩き込んで、将来、会社を担う存在に育てあげることはある意味、企業存続のための必須課題とも思われるが、やはり、業績がいい年には大量採用、業績が悪化すれば少数採用のようなことを繰り返していて、更に、採用基準が常に曖昧な場合、均質な人材採用が難しなる。

 そもそも人材の採用とは、全体戦略を見た上の“補強”であり、会社の弱点を見据えた時に、経験や特殊技能が必要な職種が人手不足に陥った場合、新卒者でその穴を埋めることが出来ない…。

 実は長く低迷、混迷を深めた、伝統ある企業が新規事業でV字回復し、今も収益を安定的に保って躍進している企業がある。

 その企業とは、老舗、森下仁丹…。

 第四新卒採用を掲げ、社内活性化に効果を上げている。

 「森下仁丹の「第四新卒」に採用されるには何が必要か」

 

 http://diamond.jp/articles/-/121252

 

 この記事は、あくまでも採用される側の立場に立って書かれた記事であるので、森下仁丹が、中高年の対象とした第四新卒の採用に尽力していることを理解していただきたい。

 森下仁丹が、V字回復を果たした大きな要因は、自社の経営資源を見事活用し、通販サプリの分野で、他社に先駆け新規参入を果たし、CRMを強化し、既存顧客に対するホスピタリティをもった対応で根強い固定客を維持している点にある。筆者は長く通販クライアントのマーケティングに携わり、森下仁丹の成功事例を横目で見ていたので、その事情がよく理解できる。

 この分野を誰が建て直し、どう改革していったか?

 それは、何も製薬や薬品業界に、属していた人の力ではなく、IT分野で、インターネットマーケティングに携わった人材の採用や、フィルメント=物流の分野で様々な業務に携わった人をその対象としたことに成功したからである。

社内に大きな変革を起こしたり、事業分野を大きく転換する際には、当然、プロパーの人材だけでは難しい側面がある。

 なぜなら、“外”、“他”を知らない、人材にとって、イノベーションとは厄介で面倒なこと以外の何者でもないからである…。

 今、混迷を深める状況において、事業分野の見直しは非常に重要な戦略である。

 一眼レフも、写ルンですも必要となくなった今の時代においても存続していう富士フィルムも、カセットデッキもカセットテープもなくなった今、存続しているTDKも、事業分野を時代と二―ズに即したものへと変換してきたことで、その道が拓かれた。

 重要なことは、企業の都合を顧客に押し付けることではなく、培った技術や

知識の飛躍的な応用を図ることであり、時代のニーズにあった商品やサービスを提供することである。

 それらにスピードをもって取り組むためには、意欲があり、能力があり、意識の高い経験のある人材を採用することで、可能になる。

 ただ、変革を起こす際に“摩擦”を低減するために必要なのは、ただ、有能な人材を採用するだけではなく“経験”で様々なことを受け止めることが出来る“大人”が必要であると、かつて森下仁丹の採用担当者が筆者に語ってくれたことがある。

 ビジネスはとは、誰かを論破することではなく粘り強く対話を重ね、共感を伝播させ、コンセンサスを得ることで、成功に導かれる…。

 それが出来るのは、成功体験ばかりを持つ、若く有能な人材ではなく、様々な試練や困難を克服してきた、中高年にあるという…。

 “実力もない癖に好待遇ばかりを要求する中高年”など採用する必要はない。

 ただ、成熟した大人のビジネスマンが減ったと嘆く、経営者も多い。

 そうした、人材を求めて、求人の門戸を開放する…。

 そのことで、会社に大きな変革の種が生まれるかも知れない…。

 

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